八重山地方のマラリア克服伝える記念碑設置で式典 石垣市

戦中から戦後にかけて八重山地方で多くの犠牲者が出たマラリアを60年前にようやく克服した歴史を伝えていこうと記念碑が設置され、20日、お披露目の式典が開かれました。

式典は石垣市桃里の伊野田農村公園に建てられた「八重山ゼロマラリア達成の碑」の前で開かれ、関係者や遺族などおよそ50人が参加しました。

式典では初めにマラリアで亡くなった人たちに全員で黙とうをささげました。

八重山地方では感染症のマラリアが戦後にかけて猛威をふるい多くの住民が亡くなりましたが、保健所や科学者などが一体で対策を進めた結果、1962年に患者数をゼロにすることに成功し、記念碑はこれを記念して有志の会が建てました。

有志の会の代表の仲原清正会長は「地域住民を苦しめてきたマラリアの撲滅への道のりを思い出して心に刻むことで健康で平和な世の中を願う場となることを願います」とあいさつしました。

式典に出席した伊野田地区の玉城政時公民館長は「この碑や説明板を通し、マラリアがいかにして根絶されたかをわかってもらえたらいいと思う」と話していました。