夏休み中の高校生に科学を知ってもらうワークショップ 恩納村
恩納村にあるOIST=沖縄科学技術大学院大学では、夏休み中の県内の高校生に、科学を知ってもらおうというワークショップが開かれています。
このワークショップは、沖縄の生態系についての学びを通じ科学を知ってもらおうと恩納村にあるOISTが、夏休み中の県内の高校生を対象に16日から4日間の日程で開いているもので、生徒18人が参加しています。
このうち、DNAの抽出実験では、講師の研究者から、ふだん沖縄の魚のDNAを抽出して、海洋の気候変動などについて調べているといった説明を受けました。
そして生徒たちは、バナナを使って実験を行い、実際にDNAが抽出されると驚いた様子でした。
また講師の別の研究者からは、沖縄には6種類のクマノミが生息していて、その養殖を通じ、生態の観察などが行われていることが紹介され、研究の魅力について説明を受けました。
参加した高校1年生の男子生徒は「沖縄で最先端の研究が行われていることを知らなかった。今まで参考書でしか知らなかった実験ができてよかったです」と話していました。
講師のひとりでOISTの海洋気候変動ユニットの河合恵里奈さんは「OISTに関心を持ってもらい沖縄の海ではどういうことが起きているかなどを知ってもらいたい」と話していました。