小笠原諸島海底火山の噴火から1年 沖縄県は軽石の処分が課題

沖縄県内に大量の軽石が漂着する原因になった小笠原諸島の海底火山の噴火から13日で1年です。
県内では軽石の回収が進み、以前の状態に戻りつつありますが、どのように処分するかが課題になっています。

沖縄県内の海岸には、去年10月から大量の軽石が漂着しましたが、原因になった小笠原諸島の海底火山、福徳岡ノ場の大規模な噴火が起きて、13日で1年になります。

沖縄県によりますと、県内の87の漁港うち、ほぼすべてで軽石の漂着が確認され、このうち、33の漁港では漁を自粛するなど影響が出たということです。

また、各地のビーチにも大量の軽石が漂着し、回収作業に追われ、観光にも大きな影響が出ました。

このうち今帰仁村のビーチでは、去年10月、大量の軽石の漂着が確認され、灰色の軽石によって覆い尽くされました。

ビーチを管理するホテルによりますと、ことし3月まで業者による回収作業が行われ、ことしの夏は一部で軽石が見られますが、ふだんどおりマリンレジャーを楽しむことができます。

一方、恩納村の仮置き場にはこれまでに村内のビーチや漁港で回収した軽石を入れた黒い袋が積み上げられていました。

沖縄県によりますと、ことし6月の時点で県内各地でおよそ9万7千立方メートルが回収され、少なくとも19市町村の仮置き場で一時的に保管されています。

すでにいっぱいになっている仮置き場もあり、回収した軽石をどのように処分するかが課題になっています。

沖縄県は、回収した軽石の一部を石灰石などを採掘した現場の埋め直しに使っているほか、赤土の海への流出防止や、農地の土壌改良などに活用することを検討しています。