辺野古沖のサンゴ移植後1年でいま

アメリカ軍普天間基地の移設工事が進む名護市辺野古沖。

新たな護岸建設工事のために、サンゴの移植に着手してから1年が経ちましたが、移植されたサンゴは今どうなっているのか?
NHKの潜水取材班の清田カメラマンが取材しました。
詳しい内容は動画をご覧ください。

移植したサンゴの状況について、サンゴ移植を行った沖縄防衛局はどのように受け止めているのか、今回の取材を元に、移植の現状について問い合わせをしました。

沖縄防衛局は、S5地区に移植されたサンゴについて、移植個体全体の10%以上を対象としたモニタリング調査をこれまでに5回実施しています。

その結果からサンゴの種類や群体数は元々辺野古沖に生息してたサンゴ類と比較しても大きな違いは確認できないことから経過は順調だとしています。

また、藻類が周辺を覆い尽くしていることについて質問したところ「夏場に繁茂すると承知しており、移植元においても藻類が増える傾向が見られ、生息環境が移植元と類似していることから移植先を選定した。移植後のモニタリングでもサンゴ類の生息に影響を与えるような調査結果は確認されてない」と回答しています。

大規模な移植作業によって移植先の海域にどのような影響があるのか。

長年大浦湾を観察してる地元のダイバーによると、今回移植を行ったS1とS5地区は、春先から10月ごろまで大型の藻類が生える海域で、その藻類を避けるように小型のサンゴがところどころ生息していたということです。

その場所に、4万を超えるサンゴを移植したことで、環境に大きな変化が出ることが懸念されています。

今後生態系がどうなっていくのか注視していく必要があります。