妊婦の新型コロナ感染 先月800人余 前月の2倍以上に急増

爆発的な感染拡大が続く沖縄県では、妊婦の間でも感染が急速に広がり、先月1か月間の感染者数は800人余りと、前の月の2倍以上に急増していたことが関係者への取材で分かりました。

県内では、3日の新規感染者数が初めて6000人を上回るなど、爆発的な感染拡大が続いています。

こうした中、妊婦の間でも感染が急速に広がっていて、県内で先月1か月間に確認された妊婦の感染者数は809人と、前の月の336人の2.4倍に急増したほか、ことし5月の458人を上回り、過去最多も更新したことが関係者への取材で分かりました。

3日午前9時時点で感染した妊婦は273人いて、このうち、自宅療養中が259人と最も多く、続いて入院中が13人、ホテル療養中が1人となっています。

これまでに感染した妊婦が重症化したケースは1%程度だということですが、分べん中に突然、母子の意識レベルが低くなるなど体調が悪化することがあるため、陣痛が来た場合、ほとんどのケースで帝王切開を行っているということです。

琉球大学病院周産母子センター教授で、医師の銘苅桂子さんは「妊婦が重症化するケースはまれだが、医療現場がひっ迫しすぐに受診できない可能性もあるので、感染した場合には必ずかかりつけ医に相談してほしい」と話していました。

そのうえで、銘苅さんは「家庭内の感染が多いので、妊婦の感染をできるだけ減らすために、同居している家族などには基本的な感染対策を引き続き徹底してほしい。感染した妊婦のおよそ4割がワクチン未接種だったので、積極的に接種も行ってほしい」と呼びかけていました。