宮古島周辺で水上オートバイの事故相次ぐ 海保が注意呼びかけ

本格的なマリンレジャーシーズンを迎えましたが、宮古島周辺では水上オートバイによる事故が相次いでいて、海上保安部が注意を呼びかけています。

宮古島海上保安部によりますと、宮古島の周辺ではことし5月と先月、水上オートバイによる事故が3件相次いだということです。

このうち宮古島の与那覇前浜ビーチの沖合の海上では、ことし5月に2人が乗った水上オートバイが旋回した際、40代の男性が転落しろっ骨を折る大けがをしたほか、先月には3人が乗った水上オートバイから転落した40代の男性が背中を強く打ち、複数か所、ろっ骨を折る大けがをしました。

また、伊良部大橋付近では先月、3人が乗った水上オートバイが横波を受けて転覆し、2人が一時流されました。

海上保安部によりますと、乗船者の体が船体に保護されておらず、水上オートバイの事故は命を落としたりけがをしたりする確率が一般の船舶事故に比べて3.5倍も高いということです。

宮古島海上保安部の森山隆文交通課長は「海面に強くたたきつけられることによる打撲や骨折など、ほかの船舶事故と異なる特徴がある。法令を順守しマナーを守ってほしい」と話していました。