首里城再建工事前に 地下の世界遺産遺構の保護作業始まる

那覇市にある首里城の「正殿」の再建工事が、ことし秋から本格的に始まるのを前に、世界遺産の遺構を砂で埋めて保護する作業が始まりました。

首里城の正殿は3年前の大規模な火災で全焼し、令和8年度の再建を目指して、ことし秋から本体工事が始まります。

これを前に、正殿があった場所の地下にある、世界遺産の遺構が工事中に損傷しないよう、砂で埋めて保護する作業が3日から始まり、報道陣に公開されました。

現場では、遺構の公開を終えた先月下旬以降、測量や写真撮影など記録する作業を行ったということで、3日は、不織布で覆った遺構に手作業で砂を少しずつ広げ、固めていました。

遺構を砂で埋めた後は、厚さ50センチの発泡スチロールと木製の板をかぶせて保護するということです。

遺構が再び公開されるのは4年後に正殿が完成してからで、2か所の見学用の窓から見られるようになるということです。

沖縄総合事務局首里城復元整備推進室の與那嶺盛明さんは「遺構を保護するため、工事中は水分量の変化をモニタリングしながら、落下物もないよう十分注意する。遺構が直接見られる期間は終わってしまったが、公園内には遺構のデジタルコンテンツを展示するので、活用してほしい」と話していました。