経済的理由で受診遅れ2人死亡か

県内の医療機関でつくる連合会の調査で、病気だったにも関わらず、経済的な理由で医療機関の受診が遅れ亡くなったとみられる人が、去年2人いたことがわかりました。

12日沖縄県民主医療機関連合会=沖縄民医連が、県庁で記者会見を開きました。

この中で、沖縄民医連に加盟する3つの病院と6つの診療所を対象に行った調査の結果、病気だったにも関わらず、経済的な理由で医療機関の受診が遅れて亡くなったとみられる人は、去年2人いたと公表しました。

このうち、家に引きこもり、母親の年金と弟の収入を頼りに暮らしていた30代の無職の男性は、呼吸が苦しい症状があったものの、医療費を気にして病院に行かず、敗血症などで亡くなりました。

また、1人暮らしの70代の男性は、国民健康保険の保険料を納めていなかったことから定期的に通院せず、スーパーで買い物中に倒れて、脳幹出血で亡くなったということです。

沖縄民医連に加盟するほとんどの医療機関には、無料または低額で診療を受けられる制度があり、沖縄民医連の座波政美会長は「無料・低額診療を周知して、経済的に困っている患者を1人でも多く救いたい」と話していました。