15日の大雨で津山城跡の石垣が一部崩落 市職員らが現場調査

15日の大雨で津山市の津山城跡の石垣が一部崩落し、16日、市の職員らが現場を調査しました。

石垣が崩れたのは「鶴山公園」として津山市民に親しまれ、国の史跡に指定されている津山城跡で、16日午前、市の職員など関係者8人が現場周辺を調べました。
津山市によりますと、二の丸の「長柄櫓」と呼ばれる場所の石垣が、幅が30メートルほど、高さが12メートルから13メートルにわたって崩れ、流出した石は数百個に上り、大きいものでは1辺が1メートル以上もありました。
津山市では、15日午後に大雨警報が発表されていて、公園を管理する観光協会の職員によりますと、午後4時すぎに近くの工事現場の作業員から石垣が崩れたとの連絡を受け、職員自身も雷のような大きな音を聞いたということです。
市は公園を7月19日まで臨時休園とし、今後の対応を決めることにしています。
津山市文化課の文化財担当者・豊島雪絵さんは「西日本豪雨のときものり面の一部が崩落したことがあり、この時期の大雨には非常に警戒していた。市全体で城の安全対策を進めるとともに、復旧に向けて国や県などと協議していきたい」と話していました。