ドジャース山本由伸応援ツアー 取りやめ求める住民監査請求

備前市が市内の中高生を招待して、地元出身の大リーグ・ドジャースの山本由伸投手をロサンゼルスで応援するツアーについて、市民22人がツアーの取りやめを求める住民監査請求を行いました。

応援ツアーの取りやめを求める住民監査請求を行ったのは22人の市民で、2日、このうちの9人が市の監査委員事務局を訪れ書類を提出しました。
備前市は、地元出身の山本投手を応援しようと、抽せんで選んだ市内の中高校生200人を招待し、8月に2回に分けてドジャースの本拠地・ロサンゼルスへのツアーを予定しています。
この応援ツアーについては、ふるさと納税の寄付などを財源に中高生1人につき60万円を助成するとして、同行する市職員の分の費用も含め1億2960万円の予算が市議会で可決されました。
今回の請求では、市内の中高生およそ1200人のうち参加できるのが200人と少なく不平等であり、地方自治法が定める地方公共団体の役務の提供をひとしく受ける権利に反するなどとして、予算執行の差し止めを求めています。
請求者の代表・桐山宗義さんは「市民感覚からずれた予算だ。お金は公平に使ってほしい」と話していました。