岡山 後楽園の入園料 7月1日から値上げ

日本三名園のひとつ岡山市の後楽園は、7月1日から入園料が値上げされました。

後楽園の入園料は、「大人」が410円から500円に、65歳以上の「シニア」が140円から200円に、それぞれ引き上げられました。
岡山城などとの共通券や団体での利用のほかに、駐車場料金についても値上げがされます。
入園料の値上げは、消費税率引き上げに伴う場合を除くと、14年ぶりです。
値上げの理由について、岡山県後楽園事務所では、物価高騰の影響で老朽化した施設の維持や管理にかかる費用がかさんでいるためと説明しています。
一方で、年間パスポートについては、大人が80円値下げされ2000円に、シニアが30円値下げされ800円になりました。
東京から訪れた70代の女性は「きょう値上がりしたと聞いてびっくりしました。金額のこととは別に十分に楽しめました」と話していました。
岡山県後楽園事務所の河本泰輔所長は「文化財庭園である後楽園を後世に継承するために、料金改定はやむをえない。改定に伴って満足度が低下しないよう、さらなる魅力づくりに取り組みたい」と話していました。