スタントマンが交通事故再現 “自転車ヘルメット着用を”

自転車が車とぶつかる事故をスタントマンが再現する交通安全教室が岡山市で開かれ、警察官がヘルメットの着用を呼びかけました。

岡山市南区の岡山中学校・岡山高校での教室には、およそ500人の生徒が出席し、スタントマンが自転車が絡む交通事故を再現しました。
このうち、交差点で一時停止をせずに飛び出し走ってきた車とぶつかる事故では、スタントマンが地面に打ちつけられました。
また、カーブする大型トラックに自転車が巻き込まれる事故も再現され、警察官がヘルメットをかぶって命を守ろうと呼びかけました。
警察によりますと、県内で自転車が関係する交通事故は、去年はおととしより200件以上多い1146件発生し、死亡した6人のうち4人がヘルメットをつけていなかったということです。
高校2年の生徒は「実際の事故現場を見たことがなかったので、衝撃を受けました」と話していました。
岡山南警察署の遠部英治交通官は「再現を見て自分の事として感じることができたと思います。これをきっかけに交通安全に気をつけてほしいです」と話していました。