JR岡山駅前の「桃太郎像」 一時的に移設

岡山のシンボルとなっているJR岡山駅前の「桃太郎像」が、路面電車の乗り入れ工事に伴って一時的に移設されました。

桃太郎像は、昭和46年にJR岡山駅東口の駅前広場に今の“2代目”が設置され、岡山のシンボルとして県民や観光客に長年親しまれています。
この桃太郎像の設置場所が路面電車の乗り入れに伴う駅前の再整備のために一時的に変わることになり、21日夜から22日未明にかけて、台座ごと100メートルほど南西に移設されました。
「岡山一番街」に続く階段の裏に新たに設置され、海外からの観光客などが記念撮影をしていました。
岡山市の20歳の男性は「これまで待ち合わせ場所などに使っていたが、撤去されたと思っていたので、移設されていてほっとした」と話していました。
大阪から5歳の娘と観光で訪れた30代の女性は「桃太郎は岡山の象徴なので、昔、岡山を訪れたときに写真を撮ったことがある。きょうも娘と撮りたくて探していたので、移動していて驚いた」と話していました。
桃太郎像は、乗り入れ工事が完了する令和9年3月ごろに再び移設され、駅前広場にできる路面電車の新しい停留所のそばに設置されるということです。