備前市改修の「アルファビゼン」一部未利用でオープンの見通し

備前市が多目的施設として改修工事を進めている、かつての大型商業施設「アルファビゼン」は、当初想定していた専門学校を誘致できなかったことなどから、一部が空きスペースのまま来年春にオープンする見通しとなりました。

備前市中心部にある「アルファビゼン」は、地上7階・地下2階の大型商業施設で、かつてはスーパーなどが入っていましたが、平成14年に閉鎖しました。
その後、20年にわたって閉鎖されていましたが、市が多目的施設として活用するため、来年春のオープンを目指して改修工事を進めています。
5階から7階を解体するなどして、1階から4階に子育て世代が集える広場や多目的ホール、専門学校などが入る計画でした。
しかし21日の市議会の委員会で、市の担当者が専門学校を誘致できなかったことなどから、3階と4階の利用がないまま、来年春のオープンを迎える見通しとなったことを明らかにしました。
改修工事の総事業費は19億9000万円にのぼり、市としては引き続き空きスペースをどう活用するか検討を進めるとしています。