学生が痴漢などの犯罪から身を守る護身術学ぶ 岡山 就実大学

つきまといや痴漢などの犯罪から身を守る方法を学んでもらおうと、岡山市内で大学生などを対象とした護身術の講座が開かれました。

岡山市中区の就実大学での講座には、大学生や職員あわせて25人が参加し、岡山中央警察署の警察官が講師を務めました。
不審者に遭遇したという想定で護身術の訓練を行い、片方の手首をつかまれた時は、自分の両方の手のひらをあわせてしっかり組み、勢いをつけて後ろに引くとふりほどけると教わると、参加者は2人1組になり実際に試していました。
またサンドバッグを不審者の顔に見立て、参加者は平手や拳で力いっぱいパンチして、いざという時に対応できるか確かめました。
警察によりますと、去年、県内では女性に対して不審者からの声かけやつきまとい、痴漢などの被害が272件確認され、午後6時から午後9時の間に多発したということです。
そこで、講座のなかでも、警察官が夜道を1人で歩かず、防犯ブザーを持つなど備えてほしいと呼びかけていました。
参加した大学生は「今回の体験でさえとても難しかったので、実際に起きると体が動かなくなると思います。日頃から『危険だ』という意識を持っておくことが大切だと思いました」と話していました。