児童が江戸時代から伝わる「勝山千代萬歳豊稔踊」を学ぶ 真庭

真庭市の勝山地区に江戸時代から伝わる盆踊りについて学び、伝統を受け継いでいこうと、地元の小学生が踊りを体験しました。

子どもたちが体験したのは、江戸時代中期から260年の伝統を持つとされる盆踊り「勝山千代萬歳豊稔踊」です。
五穀豊穣を願うこの踊は、尺八や三味線などで奏でる七五調のゆったりとしたリズムに合わせて優雅に踊るのが特徴です。
子どもたちは、保存会のメンバーから頭の前に両手の手のひらを上に向けてかかげるなど、踊りの型をひととおり教わったあと、みんなで大きな二重の輪を作って踊りました。
子どもたちは「伝統的な踊りをみんなで踊れて楽しかった。次に繋いで、もっと昔の踊りを知ってもらいたい」と話していました。
この踊りは、ことし8月14日に市立図書館で踊られる予定だということで、保存会のメンバー・前田榮さんは「子どものころから踊りのリズムに慣れてもらうことで、後継者が増えることを期待している。8月の盆踊りにもおおぜい参加してほしい」と話していました。