旧型車両「やくも」引退で沿線住民が記念グッズや弁当 新見

旧型車両の「やくも」が定期運行を終えるのに合わせて、沿線の新見市内の駅には多くの鉄道ファンたちが訪れ、住民たちが記念グッズや弁当でもてなしました。

381系と呼ばれる旧型車両のうち「国鉄色」と「緑やくも色」の運行最終日となった14日、最後の姿を撮影しようという鉄道ファンが沿線に集まりました。
このうち、新見市のJR井倉駅には、この駅で案内所を運営する地元の住民組織と、高梁市川面町で鉄道ファンをもてなす活動をしてきた住民グループのメンバーが集まり、記念グッズや弁当を販売し、特製の記念カードや列車をかたどった手作りのマスコットを配りました。
鳥取県に帰省するためよく利用したという倉敷市の女性は「ずっと走ってもらいたいので涙が出そうになりますが、電車が新型になって多くの人が鳥取にも来るようになってほしい」と話していました。
井倉駅運営委員会の三吉孝美さんは「381系に会うために全国各地から多くの人に来ていただいてとても楽しかった。これからもいろいろな列車が走っているのでまた井倉に来てほしい」と話していました。