プログラミング言語「Ruby」開発者が高校生に語る 高梁

世界的なプログラミング言語「Ruby」を開発した島根県の技術者が、高梁市の高校生たちに、常識にとらわれず人と違うことに挑戦する大切さを語りました。

「Ruby」は、島根県松江市在住のまつもとゆきひろさんが開発したプログラミング言語で、国内外のインターネットサービスなどに広く使われています。
高梁市の高校生有志は、地域の催しなどで子どもたちに遊んでもらおうと、「Ruby」を使ったゲームづくりに取り組んでいて、最初にその開発の様子が紹介されました。
このあと、まつもとさんは生徒などおよそ20人を前に、地方で「Ruby」を開発してきた歩みを振り返り、常識などのさまざまな「壁」を意識しないことが大切だとして、「何かで成功しようと思ったら、同じことで大勢と競うよりほかの人と違うことをしたほうがいい。『ITなら東京で』という流れに逆らったからいまの『Ruby』がある」と語りました。
高校生の1人は、「まつもとさんの話を聞いてとても刺激になった」と話していました。
まつもとさんは「技術が進歩する中、都会でなければといった思い込みの『壁』をなくせば、自由な選択肢のもと、もっと地方で暮らすことができると思う」と話していました。