岡南飛行場 停留料金未納の航空機 岡山県支払い求め提訴へ

岡山市の岡南飛行場で、2機の航空機が長期間料金を支払わずに停留している問題を受けて、岡山県は支払いを求める訴えを起こす方針を決めました。

岡山市南区にある岡南飛行場では、停留している個人所有の2機の航空機について、およそ6年にわたって停留料が支払われていません。
岡山県はこのうち1機の航空機について、北九州市に住む使用者と所有者に、飛行場の使用停止を命じていましたが、相手方はこれに応じず、ことし3月から不法占有の状態が続いています。
このため県は、使用者に対して未納の停留料170万円余りと遅延した期間の損害金、使用者と所有者に対して不法占有となったことし3月から明け渡すまでの停留料に相当する額の支払いなどを求める訴えを、岡山地方裁判所に起こす方針を決めました。
もう1機の航空機については、すでに岡山簡易裁判所に訴えを起こし、所有者に未納の停留料の一部、およそ16万円を支払うよう命じる判決がことし3月に出ていて、県は残りの未納金についても追加の提訴を検討しているということです。