「岡山市民の日」 岡山城や美術館など無料開放

「岡山市民の日」の6月1日、地元の歴史や文化に関心を持ってもらおうと、岡山城や美術館などの施設が無料で開放されました。

このうち岡山城天守閣では、1日午前9時から池田家や小早川家といった歴代城主の家紋などが入った特別包装のまんじゅうが、城が建てられた年にちなんで1597個配られました。
天候にもめぐまれた1日は、オープンと同時に親子連れなど大勢の人でにぎわい、まんじゅうは開始からおよそ1時間でなくなりました。
また、天守閣前の広場では、県産の食材を使った岡山名物の「ばら寿司」も、訪れた人たちにふるまわれました。
天守閣に登ったひとたちは、壁に書かれた年代記を読んだり、最上階の窓から見える景色を眺めたりしていました。
1日は、明治22年6月1日の市制施行にちなんで「岡山市民の日」とされていて、岡山城のほか、オリエント美術館やシティミュージアムも入場無料となりました。
岡山城を訪れた小学2年生の児童は「鉄砲などの展示コーナーで、当時の人たちはこんなに重いものを持って戦っていたんだなと実感しました」と話していました。
岡山市観光振興課の風早孝将さんは「にぎわいを見てびっくりしました。城が好きな人だけでなく、幅広い層に来てもらい岡山のおもしろさを感じてもらいたい」と話していました。