備前市 大リーグ・山本由伸投手応援ツアーの予算2倍以上に

備前市は地元出身の大リーグ・山本由伸投手を現地で応援する子どもたちのツアーを計画し、当初6000万円の予算を組んでいましたが、それを2倍以上に増やす補正予算案を議会に提出することにしました。

これは、29日の記者会見で吉村武司市長が明らかにしました。
備前市は、地元出身で大リーグ・ドジャースの山本投手を応援しようと、ことし8月、2回に分けて市内の中学生と高校生あわせて200人を招待し、本拠地のロサンゼルスを訪れるツアーを企画しています。
その費用として新年度予算で1人につき30万円、あわせて6000万円を盛り込んでいます。
しかし、補正予算案では、1人あたりの額を2倍の60万円に引き上げ、同行する職員16人分の費用を含めて6960万円を追加で計上しています。
予算規模が倍増することについて、備前市は「30万円では自己負担額が大きくなるためだ」と説明しています。
6月の定例市議会に補正予算案を提出しますが、応援ツアーの財源については、ふるさと納税やクラウドファンディングによる寄付でまかなう予定だとしています。
吉村市長は「子どもたちが安心して行って帰ってこられるよう予算を組んだ。海外の文化に触れるまたとない機会にしたい」と話していました。