特急「やくも」岡山エリアの利用者3割増加 新型車両効果も

岡山と山陰を結ぶ特急「やくも」の利用者が、先月(4月)は去年の同じ時期と比べて3割増加しました。
JRでは新型車両の運行開始などで利用が増えているとしています。

JR西日本によりますと、岡山と島根県の出雲市を結ぶ特急「やくも」について、岡山エリア内の利用者が先月は去年の同じ時期と比べて30%の増加、今月(5月)も21日までで12%増加しました。
これは、先月6日から273系とよばれるデザインを一新し、乗り心地も改善された新型車両を導入したことが影響しているとしています。
一方、国鉄時代から走っている381系という車両が来月(6月)引退することが決まり、多くの鉄道ファンが写真撮影などのために沿線を訪れるようになっています。
これについて、JR西日本岡山支社の藤原乗将 支社長は「いわゆる『撮り鉄』のファンの皆さんにはいい写真を撮ってほしいが、安全に支障がある行為や地域の方に迷惑がかかる行為は控えてほしい。皆が気持ちよく写真撮影ができる環境づくりに努めていきたい」と呼びかけました。