津山 全国林業後継者大会 林業専門コースの高校生も参加

全国植樹祭の関連行事として、森林や林業に関わる人たちが津山市に集まり、今後の森づくりや後継者の育成などについて話し合いました。

25日に津山文化センターで開かれた「全国林業後継者大会」には、43の都道府県からあわせておよそ300人が集まりました。
大会では県内の4つの団体が、後継者の育成や林業の普及啓発などについて活動を発表しました。
このうち、勝央町に学校があり、県内で唯一林業の専門コースがある県立勝間田高校の生徒たちは、チェーンソーで丸太を切る技術などを競う全国大会に出場していることや、地域と連携して森を守るための取り組みを紹介しました。
そして、パネルディスカッションでは、参加者が木を切って使い、また植えて育てるという林業のサイクルを次の世代につなげていく方法について意見を交わしました。
最後に勝間田高校の生徒たちが「今を生きる人たち、そして、未来で待つ人たちのために森林を守り育てていく」と宣言し、大会を締めくくりました。
大会の実行委員会の三木敬臣 会長は、「こうした大会を通じて林業に目を向けてもらい、山や森林は国民みんなの財産だという認識を持ってもらえれば」と話していました。