天皇皇后両陛下が岡山県訪問 全国植樹祭出席や復興状況を視察

天皇皇后両陛下は、25日に岡山市で、学科ごとの専門性をいかして地域課題の解決に取り組んでいる工業高校を視察されました。

両陛下は、26日に開かれる全国植樹祭に出席するため、25日から岡山県を訪問していて、午後3時前、岡山市内の工業高校を訪ねられました。
この高校では、授業の一環として、7つある学科ごとに課題を決めて地域と連携して解決に取り組んでいて、両陛下は、土木科の生徒2人から高校周辺の道路を点検する活動について説明を受けられました。
そして、生徒たちに「どのようなところをパトロールされているのですか」などとことばをかけられました。
両陛下は、このあと体育館に移り、26日の式典で演奏を担当するジュニアオーケストラの練習をご覧になりました。
演奏を聴いたあと団員との懇談を終えた天皇陛下が、指揮者に「私もビオラを演奏しているんですよ」と話されると、皇后さまが「弾いてみたら」と勧められる場面がありました。
これを受けて指揮者が「一緒に弾かれますか」と誘うと、天皇陛下は「あしたも楽しみにしています」とにこやかに話されていました。
このあと天皇陛下は、午後7時半ごろ岡山市内の住まいを訪ね、上皇さまの姉でおばの池田厚子さんと面会されました。
両陛下は、26日、岡山市で全国植樹祭の式典に出席したあと、倉敷市真備町を訪ね、6年前の西日本豪雨で大きな被害を受けたまちの復興状況を視察されます。