自民 石井正弘参議院議員 来年の選挙に立候補しない考え示す

自民党の県連会長を務める石井正弘参議院議員が、来年の選挙に立候補しない考えを示しました。

石井氏は23日に県庁で取材に応じ「若い世代の考えを政治に生かす時期が来たと思った」と述べて、来年の参議院選挙に立候補しない考えを示しました。
石井氏は岡山市出身の78歳。
平成8年から岡山県知事を4期16年務めたあと、11年前(2013年)の参議院選挙で初当選し、現在2期目で、3年前から自民党の県連会長を務めています。
石井氏をめぐっては、自身が代表を務める「自民党岡山県参議院選挙区第一支部」が、おととし(2022年)までの8年間に、所属する安倍派「清和政策研究会」からの収入、あわせて576万円を記載していなかったとして、ことし1月に政治資金収支報告書を訂正しました。
この問題について石井氏は「事務方のほうから還付金を受け取るようにという強い要請があり、逆らうことができなかった。派閥が悪しき慣行をずるずると続けてきたことに強い疑問を持っている」と述べました。
自民党本部は、参議院議員の任期満了1年前のことし7月をめどに、第1次公認候補者を決定する方針だということです。