笠岡沖で水産庁の漁業取締船が座礁 けが人なし

21日、笠岡市沖で水産庁の漁業取締船が座礁し、船の大部分が沈みました。
海上保安部によりますと、けが人はいないということです。

21日午前9時40分ごろ、笠岡市沖の瀬戸内海を航行していた水産庁の漁業取締船「白鷺」から「船が浸水している」と118番通報がありました。
水島海上保安部によりますと船は、笠岡市沖の梶子島の近くの浅瀬に乗り上げ、船首以外のほとんどの部分が海に沈んでいるということです。
乗っていた船長など14人にけがはありませんでしたが、周辺に油が漏れ出していることから、海上保安部は、巡視艇で放水活動を行うなど油の拡散を防ぐ措置をとり、今後、サルベージ船でえい航する予定だということです。
座礁した船は、取締りのため広島県の尾道港から兵庫県淡路島の洲本港に向けて航行していたということです。
事故当時、現場周辺の海上は穏やかだったということで、海上保安部は船長から事情を聞くなどして事故の原因を調べています。