真庭高校 笠岡工業高校 統廃合など再編に向け検討 県教委

県立の「真庭高校」と「笠岡工業高校」が2年連続で1年生の数が100人を下回り、今後、統廃合などの再編に向けて検討が進められることになりました。

県教育委員会によりますと、真庭高校では1年生の数が、昨年度で84人、今年度で74人、笠岡工業高校では、昨年度で99人、今年度で96人となりました。
生徒数の減少傾向が続く県立高校をめぐっては、令和5年度以降、1年生の数が100人を下回る状況が2年続いた場合、統廃合などの再編の対象とする基準が設けられています。
これを受けて県教育委員会は、真庭高校と笠岡工業高校について、それぞれ再編に向けた検討を進めることを明らかにしました。
まず地元の市長や教育委員会などから意見を聞いた上で、今年度末をめどに、どの学校と組み合わせるかなど再編の方向性を示すとしています。
その上で来年度以降、再編後の学校の規模や設置場所などを検討するとしています。
県教育委員会高校魅力化推進室は「学科の特徴や、地域・生徒のニーズを考慮しながら、慎重に検討を進めていきたい」と話しています。