津山の小学生 マリ共和国の人たちに米送ろうと田植え

津山市の小学生が、自分たちで育てた米を食糧不足に苦しむ西アフリカのマリ共和国の人たちに送ろうと、田植えを行いました。

津山市の高野小学校では、児童がみずから育てた米を食糧不足に苦しむアフリカやアジアの人たちに送る取り組みを長年、行っています。
15日、2年生と5年生の児童合わせておよそ140人が、学校の近くにある15アールほどの田んぼに「あきたこまち」の苗を植えました。
子どもたちは2本から3本の苗を1束にして、一定の間隔を開けて植えることを農家の人から教わったあと、はだしで田んぼに入り、冷たい泥の感触に歓声や悲鳴を上げていました。
そのあと横一列に並び「マリに愛を込めて」という合言葉を唱えながら、苗を1束ずつ丁寧に植えていきました。
植えた苗は、9月上旬に子どもたち自身の手で収穫し、11月の終わりごろに、不安定な治安情勢で経済が悪化しているという西アフリカのマリ共和国に送られる予定だということです。
5年生の児童は「マリのみんなが元気になってほしいという思いで苗を植えました」とか「大きく育って、マリの人たちにたくさん食べてもらいたい」などと話していました。