ボクシング世界チャンピオン ユーリ阿久井政悟選手が初防衛

プロボクシングで、岡山県のジムから初の世界チャンピオンになった倉敷市出身のユーリ阿久井政悟選手が、6日に東京で行われた初の防衛戦で判定勝ちしました。

阿久井選手はことし1月、WBA=世界ボクシング協会フライ級のタイトルマッチで判定勝ちして、岡山県のジムに所属する選手として初めての世界チャンピオンになり、6日に東京ドームで行われた初めての防衛戦で桑原拓選手と対戦しました。

阿久井選手は序盤から得意の右ストレートなどでペースをつかみ、終始、優位に試合を進めました。
試合は12ラウンドで決着がつかず、判定となりましたが、阿久井選手が3対0で桑原選手に勝って初めての防衛を果たしました。
阿久井選手は「勝つことができてほっとしている。終盤、ボディーも効いていたので倒したかった気持ちはあるが、相手のいることで相手が頑張った印象だ。これからも無心で練習してただ強くなりたい」と笑顔で喜びを語りました。
また、東京ドームで世界タイトルマッチが開催されたことについては「場所は関係ないと思っていたが、いいパンチが入ったときに歓声が遅れてくるような、ドーム会場ならではの雰囲気を味わうことができてよかった」と振り返りました。