フェリーの小学生運賃が無料に 子ども向け特別クルーズも

5日は、全国の70を超えるフェリー航路で小学生の運賃が無料となり、港は家族連れなどでにぎわいました。
岡山市の運航会社では、瀬戸内海をめぐる子ども向けの特別クルーズを初めて開催しました。

この無料キャンペーンは、「こどもの日」をきっかけに海に親しんでもらおうと、日本旅客船協会が10年以上続けていて、岡山市中区の新岡山港と香川県の小豆島の土庄港を結ぶ航路でも小学生の運賃が無料になり、フェリー乗り場は多くの人でにぎわいました。
この航路の運航会社は、瀬戸内海をめぐる小学生以下が無料の特別クルーズも今回初めて企画し、よく晴れた空の下、多くの家族連れが犬島をはじめとした瀬戸内の多島美と穏やかな海を楽しんでいました。
船内ではふだん入れない操だ室が公開されたほか、子どもたちがクルーズ船内にある滑り台やブランコで思い思いに遊んでいて、1時間半のクルーズを満喫していました。
倉敷市の親子は「こどもの日の思い出になればと来た。ふだん乗らないので非現実的で楽しい」と話していました。
企画した両備グループの小嶋光信代表は「すばらしい海に小さい時から親しんでほしい。瀬戸内海を世界に誇れる地域にしたい」と話していました。