去年の交通事故 死者減少も高齢者と自転車の死傷者対策に力

県内で去年1年間に交通事故で死亡した人は、人口10万人あたりで全国ワーストだったおととしより減少しました。
一方、死者の6割を高齢者が占め、自転車の死傷者の多くがヘルメットを着けていない状況で、警察が対策に力を入れています。

警察によりますと、県内では、おととし交通事故で74人が死亡し、人口10万人あたり全国ワーストでしたが、去年は25人少ない49人でした。
去年の死者の6割にあたる29人が高齢者で、うち10人が夕方から夜間に死亡し、全員が夜光反射材を着けていなかったことから、警察は反射材やLEDライトの着用を呼びかけています。
一方で、交通事故によりけがをした人は去年、県内で5800人あまりで(5861人)こちらはおととしより900人以上(961人)増えています。
そして、相次いだのが自転車の事故で、死亡した6人のうち4人、重軽傷の1134人のうち930人がヘルメットをかぶっていませんでした。
ヘルメットで致死率が3分の1以下になるとして、警察は去年4月に努力義務化された自転車のヘルメット着用を引き続き、呼びかけます。