和気町“オーガニックビレッジ宣言”有機農業に町で取り組む

和気町は県内では初めてとなる「オーガニックビレッジ宣言」を行い、化学肥料や農薬を使わない有機農業に町ぐるみで取り組む方針を打ち出しました。

町役場で行われたオーガニックビレッジの宣言式では、地元の農家など11人が出席し、太田啓補町長が「有機農業を発展させ、安定した販路を確立することで農家のみなさんの安心につなげていきたい」と述べました。
オーガニックビレッジは、環境に配慮した有機農業の面積を2050年までに100万ヘクタールに増やすという国の目標のもと、生産から消費まで一貫して地域ぐるみで有機農業に取り組む自治体のことで、岡山県内では和気町が初めてとなります。
宣言によって、国から交付金などの支援を受けることができ、和気町では令和10年までを目標に、有機農業の面積をいまの5倍以上の10ヘクタールに増やし、コメや野菜のブランド化を進めていく方針です。
町内で有機野菜づくりに取り組む江見友子さんは「健康な町づくりを目指す農業の若い担い手が増えたらうれしい」と話していました。