勤務先の警察署から証拠品の現金盗んだ罪 警察官を懲戒免職

勤務先の岡山南警察署から証拠品の現金320万円あまりを盗んだ罪などで逮捕・起訴された32歳の警察官が懲戒免職になりました。

懲戒処分を受けたのは、岡山南警察署刑事2課の巡査長、松岡和寛 被告(32)です。
巡査長は、▼勤務していた岡山南警察署で証拠品として保管されていた現金320万円余りを盗んだ罪などで逮捕・起訴されたほか、▼捜査で関わった2軒の住宅から現金100万円余りを盗んだ疑いでも追送検されています。
警察によりますと、巡査長は「警察官でありながら犯罪を犯し、被害者や県警察に対して多大なご迷惑をおかけしました。大変、申し訳ありませんでした」と話したということです。
県警察本部は、19日付けで、▼巡査長を懲戒免職にし、▼上司にあたる42歳の警部を戒告の懲戒処分にしました。
県警察本部警務部の川口晃 部長は、「被害者の方をはじめ、県民の皆さまに深くおわび申し上げます。職員に対する指導教養や業務管理を徹底し、信頼回復に努めます」とコメントしています。