岡山市 能登半島地震被災地での短期支援活動終了 職員が報告

能登半島地震の被災地に職員を派遣した岡山市は、短期間の支援活動を今月(4月)終了し、最後に派遣された職員が市長に現地の状況を報告しました。

岡山市は、能登半島地震の発生以降、石川県志賀町の職員をサポートするため延べ2000人余りを、また、輪島市などの下水道の調査に延べ230人余りの職員を派遣しました。
今月でこの短期の支援活動が終了し、19日、岡山市役所で、最後に派遣された職員16人が大森市長に報告しました。
職員たちは、役場でのり災証明の発行の様子や、水道が復旧していても水圧が弱く今も避難所に仮設トイレがあることや、液状化で浮き上がったままになっているマンホールがあることなど、写真を見せながら説明しました。
大森市長は「今の話ではまだまだ完全な復興にはほど遠いように感じる。今後も的確に対応できるようにしていきたいと思う」と述べました。
岡山市危機管理室の井上義浩 課長は「発災時に比べて職員の表情が明るくなっていたので、少しでも応援の成果はあったのではないか。経験を生かして、岡山で災害が起きたときにも迅速な対応をしていきたい」と話していました。
岡山市は、現在、職員3人を半年から1年間の予定で、金沢市と志賀町に派遣していて、引き続き、支援にあたります。