玉野 高校伝統の「すき焼きパーティー」5年ぶり復活

岡山県玉野市の高校でコロナ禍で中断していた伝統の「すき焼きパーティー」が5年ぶりに復活し、生徒たちが鍋を囲んで交流を深めました。

19日は、玉野市の玉野商工高校で開校を祝う式典が開かれ、生徒およそ280人が体育館に集まりました。
式典で、妹尾英津子校長が「伝統を大事にしながら、皆さん一人ひとりが地域の未来を切り開く新たな1歩を踏み出して」と述べました。
昭和32年に開校したこの高校は、生徒が誇りを持ち親ぼくを深め、ほかの学校にないことができないかと、昭和36年以降、生徒と教員が参加しての「すき焼きパーティー」を毎年、開いてきましたが、コロナ禍で中断していました。
5年ぶりの開催となった19日、生徒たちは、学校で用意した国産牛肉およそ40キロに、焼き豆腐、しらたきなどを受け取り、よく晴れた空の下、1つの鍋を4人から5人で囲み試行錯誤しながら完成させて笑顔でほおばっていました。
1年生の男子生徒は、「初めて話す人たちと仲よくなれてうれしいです。失敗もしながら一緒に完成させました」と話していました。
1年生の学年副主任で、この高校の卒業生だという教諭は、「1年生の初めてのイベントとしてはすごくよかったと思います。学校がなくなるまでずっと続いてほしいです」と話していました。