倉敷の住宅の外で爆発けが人なし 外部から何か持ち込まれたか

18日夜、倉敷市の住宅の外で爆発があり、この家と隣のアパートのガラスが割れましたが、けがをした人はいませんでした。
警察は外部から持ち込まれた何かが爆発した可能性が高いとみて、捜査しています。

18日午後10時ごろ、倉敷市玉島上成で「ドーンという爆発音がした」と、近くに住む人から警察に通報がありました。
警察が現場を確認したところ、住宅の外で爆発が起きたとみられ、この家の玄関の扉のガラスと、隣接するアパートの2階部分の窓ガラスが割れていたということです。
警察によりますと、この住宅には61歳の女性が1人で住んでいますが、爆発があった時は外出していて、けがをした人はいなかったということです。
警察は現場の状況から、外部から持ち込まれた何かが爆発した可能性が高いとみて、器物損壊の疑いで捜査しています。
現場はJR新倉敷駅から、東に1.3キロほど離れた住宅が建ち並ぶ地域です。

【近くの小学校では】
事件現場から南におよそ750メートル離れた倉敷市の上成小学校にはおよそ380人の児童が通っていて、午後2時ごろから午後4時ごろにかけて、授業が終わった子どもから順に下校しました。
校門の近くで教職員たちが1人ではなく複数で帰るよう指導し、集団で帰る子どもたちに付き添ったほか、警察官も「気をつけて帰ってね」と呼びかけました。
新1年生の娘を迎えに学校にやってきた30代の父親は、「爆発が自分の家の近くだったらとても不安になります」と話していました。
今回の事件を受けて、倉敷市教育委員会は玉島地区の幼稚園と小・中学校のあわせて18校に対して、子どもたちの安全を守るよう通達を出しました。
また、警察は、パトカーや白バイによるパトロールや警察官が学校の近くに立つなどして警戒を強化しています。