保育士や幼稚園教諭目指す学生が消防や救急学ぶ授業 岡山

保育士や幼稚園の教諭などを目指す学生たちに、消防や救急のことを知ってもらおうという授業が、岡山市内の短期大学で始まりました。

岡山市北区の中国短期大学での授業には、保育学科の学生26人が出席しました。
子どもたちを守るには地域との連携が欠かせないということで、1回目の17日は、岡山市消防局の職員や消防団員が講師となって、消防団の活動について学びました。
このなかで消防団員は、高齢化が進み女性の割合が少ないといった課題があることや、防災についての広報活動を主に担当する「機能別学生団員」の制度が、4月から始まったことも紹介されました。
短大では、防災について学ぶことが保育所や幼稚園などでの仕事に生かせるのではないかと、今年度から岡山市消防局と連携してこの授業を始めたということで、これから7月まで救命講習など7回の講義を予定しています。
参加した学生は「子どもたちに防災や防火について話しができる保育士になりたい」と話していました。
岡山市消防団の清水哲也副団長は「救急の知識は幼稚園や保育所だけでなく家庭や一般社会でも役に立つ。大きな視野を持って講義に参加してほしい」と話していました。