岡山県警 自分だけのルールでパスワードつくるノートを制作

犯罪の被害者を減らそうと、岡山県警察本部は自分でパスワードをつくり、管理することができるノートを制作しました。

さまざまな場面でパスワードの登録が求められますが、独立行政法人「情報処理推進機構」のおととしの調査で、パソコンを使う人の4割、スマホでは半数を超える人がパスワードを使い回すという回答になりました。
こうしたなか、警察は岡山市内の専門学校生と協力して、自分だけのルールでパスワードをつくることができるノートを制作しました。
各ページには1から12までの数字と空白のマスが印刷され、そのマスにアルファベットや数字を記入して乱数表をつくります。
日付や時刻などを書き込む欄があり、それも活用しながら乱数表の解読ルールをみずから決めて、パスワードを管理します。
県警察本部サイバー犯罪対策課は「パスワードの使い回しは、いったん外部に漏れると、不正送金などの被害が大きくなるおそれがある。サービスごとに使い分け、自分にしかわからないルールで設定することが有効な対策だ」としています。