地震被災地でボランティア 岡山の物流会社が社員派遣

能登半島地震の被災地で、壊れた家具や家電を運ぶボランティアにあたるため、岡山市に本社がある物流などを手がける会社の社員が、石川県に向けて出発しました。

社員を派遣するのは、岡山市南区に本社がある「ソーデン社」で、山元隆会長が「『人をつくり人につくす』という会社の精神をもとに頑張ってほしい」と激励しました。
この会社は、新しい家電や家具を配送して設置し、古いものを処分する事業などを手がけていて、東日本大震災や西日本豪雨でも災害ボランティアをした経験から今回、石川県七尾市に20人を派遣します。
社員は日頃の仕事のなかで培った技術や技能を生かして、16日から3日間、崩れたブロック塀の撤去や、住宅の中から壊れた家具や家電を集めてトラックで運ぶといったボランティア活動にあたる予定で、同僚たちに拍手で見送られ出発しました。
派遣されるメンバーのひとり吉田素久さんは「トラックの運転や家具の取り扱いに慣れているので、そのノウハウを生かし、現地の人たちのため活動して参りたいです」と話していました。