将棋の狩山幹生四段が子どもたちと対局 矢掛町

倉敷市出身の将棋のプロ棋士、狩山幹生四段が矢掛町で子どもたちに対局の指導を行うなどして交流しました。

狩山四段は、倉敷市出身としては「将棋の神様」と言われた大山康晴十五世名人以来、81年ぶりのプロ棋士として、3年前(令和3年)にデビューしました。
父親が矢掛町出身という縁で町内の公民館で開かれた将棋大会に招かれ、町内外から参加した40人と交流しました。
このうち、小学生に対して指し方のコツなどを教える「指導対局」では、6人を同時に相手にする「多面指し」が行われました。
子どもたちは真剣な表情で次の手を考え、対局が終わると狩山四段は一人一人に丁寧にアドバイスしていました。
参加した小学6年生の男の子は「狩山先生の攻めを受けきれずに負けてしまった。将来はプロ棋士になれるように頑張りたい」と話していました。
狩山四段は「私が子どものときにプロの棋士の先生に対局してもらって受け取ったものを伝えられるように指導した。楽しむことを一番に将棋を学んでほしい」と話していました。