日本刀の「つば」の展示会 瀬戸内

日本刀の外装のひとつ「つば」について、その魅力や施された装飾のねらいなどを知ってもらおうという展示会が、瀬戸内市で開かれています。

会場の備前長船刀剣博物館には、南北朝時代から現代までのあわせて110点が展示されています。
このうち、江戸時代中期に作られた「本能寺の変図鐔」は、刀を手に戦う織田信長や、信長の最期について報告を受ける明智光秀の姿が施されています。
展示された「つば」のなかにはタイトルを推理するものもあり、子どもたちは、キジやサル、イヌがデザインされた作品をじっくり見ては、答えが「桃太郎図鐔」と知り、納得していました。
博物館の学芸員、杉原賢治さんは「故事やことわざ、それに植物や動物が表現されている多彩なつばの装飾をぜひ楽しんでほしい」と話していました。
展示会は今月(4月)21日まで開かれています。
(月曜日が休館)