フルーツの海外輸出額 去年ぶどう過去最高も桃3割近く減

岡山県特産のフルーツの海外への輸出額は、去年ぶどうが過去最高となった一方、桃は前の年より3割近く減少しました。

岡山県のまとめによりますと、去年のぶどうの輸出は506トンで、前の年より9%増加しました。
金額は11億4000万円余りで4%増加し、量と金額ともに過去最高となりました。
これは台湾や香港で「ピオーネ」が贈答品として人気が高まっているためです。
一方桃の輸出は25トンで前の年より40%減りました。
金額は3900万円余りで30%近い減少となりました。
これについて、県は5月から7月にかけて雨が多かったり気温が高かったりした天候不順で、収穫量が減った影響だとしています。
この結果について岡山県対外戦略推進室は「ぶどうも桃も海外での人気は高いが、桃は旬が短いので、品種改良を進めて収穫時期を伸ばすなど、安定して供給できるようにしたい」と話しています。