津山 美作大学短期大学部で最後の入学式 2年後に廃止

2年後に廃止される、津山市の美作大学短期大学部で、新入生57人を迎えて最後の入学式が行われました。

3日の入学式には、美作大学や短期大学部の新入生、あわせて250人が出席しました。
式では学生を代表して3人が宣誓し、このうち短期大学部の57人を代表して、本干尾凛さんが「自立した人間として、新しい時代と地域社会に貢献できるよう努力することを誓います」と述べました。
桐生和幸学長は式辞のなかで、短期大学部の廃止について触れ「全員が卒業後、社会に巣立っていけるよう大学とも連携、団結してしっかりと教育を展開していく」と述べました。
そして、大学の沖縄県人会の学生たちが沖縄の伝統芸能「エイサー」を披露して歓迎しました。
美作大学の短期大学部は、少子化や4年制大学への進学志向の高まりなどを受けて、ここ数年、定員割れが続いていました。
運営する学校法人は、来年度以降学生の募集を停止し、3日に入学した学生たちが卒業する2年後の令和8年春に、短期大学部の廃止を決めました。
代表として宣誓した本干尾さんは「最後の短期大学生として、先生や先輩方に支えられながら専門的な知識を磨き、サークルなどにも入って楽しい2年間を過ごしたい」と話していました。