岡山大学病院 新型コロナ後遺症の専門外来 相談あとを絶たず

岡山大学病院の新型コロナウイルス後遺症の専門外来には、相談があとを絶たず医師は、感染から1か月ほどたっても体調が戻らない場合は受診するよう呼びかけています。

岡山大学病院は、3年前の2月に新型コロナ後遺症の専門外来を設置し、ことし2月末までに受診した906人の患者のデータを分析しました。
それによりますと、現在まで流行が続くオミクロン株では、64%が「けん怠感」32%が頭がすっきりせずやる気がでなかったり、パソコンの操作がうまくできなかったりする「ブレインフォグ」の症状を訴えています。
また患者のうちの半数が、新型コロナの感染から半年が経過しても症状が残り、仕事や進級・受験に影響した人もいたということです。
岡山大学病院の大塚文男総合内科・総合診療科長は「新型コロナに感染し、せきや熱が落ち着いたあとも、けん怠感や頭痛などが1か月程度続いたら病院を受診し、検査を受けてほしい」と話しています。