県立岡山御津高校 不登校の生徒対応で新たな制度導入へ

不登校の生徒への対応として、岡山県教育委員会は、来年度・令和7年度から、県立岡山御津高校に一部の単位を通信制の授業で取得できる新たな制度を導入することを決めました。

岡山市北区にある県立岡山御津高校は、不登校の経験者など多様な生徒の学習に対応できる取り組みを進めています。
この一環として来年度・令和7年度から導入される「フレックス制」は、全日制の岡山御津高校に在籍しながら、一部の科目の単位を別の高校の通信制の授業で取得できるものです。
対面での授業に負担を感じる不登校の生徒のため、定員全体の2割を上限に「フレックス制」を適用する生徒を募集します。
受験を希望する場合は、事前に開かれる学校説明会への参加が必要で、志望理由書と面接で選考が行われます。
岡山県教育委員会高校魅力化推進室は「不登校の中学生の『高校からやり直したい』『学び続けたい』という思いを後押しできる制度となっている。この選択肢も視野に入れ、学びを継続してほしい」と話しています。