倉敷の複合観光施設 宴会場で食事の50人食中毒

倉敷市の複合観光施設「倉敷アイビースクエア」の宴会場で、食事をした50人がおう吐などの症状を訴え、保健所は食中毒と断定しました。

倉敷市保健所によりますと、美観地区に隣接する複合観光施設「倉敷アイビースクエア」の宴会場で、3月22日に食事をした30代から60代の121人のうち、50人がおう吐や下痢などの症状を訴えたということです。
重症者や入院した人はいませんでしたが、50人に共通していたのがこの施設の食事のみで、症状の特徴などから、保健所は宴会で提供された生鮮魚介類が原因の食中毒が発生したと断定しました。
施設では、25日から調理場の使用を自粛しましたが、保健所から原因とみられる食材の廃棄など指導を受け、27日から使用を再開したということです。
倉敷アイビースクエアは「お客さまや関係者の方にご心配やご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。保健所から指導された調理方法に沿って食事を提供してまいります」としています。