こども園など紙おむつ無償化へ 備前市と花王が協定

子育て支援の一環として、備前市が大手日用品メーカーの「花王」と協定を結び、こども園などで紙おむつが使い放題となるサービスが導入されることになりました。

26日、備前市の伊部認定こども園で協定の締結式が行われ、備前市の吉村武司市長と、花王の販売部門を担当する会社の大島浩之執行役員が協定書にサインしました。
協定では、子どもの健康推進に関する事業や、保護者や保育士らの負担軽減など6つの項目で協力することを定めています。
このうち、0歳から2歳児までの220人あまりを対象に、こども園などで紙おむつとお尻ふきが定額で使い放題となるいわゆる“サブスク”のサービスを導入します。
これまで保護者は、通園の際に紙おむつなどを持参していましたが、市がサービスの費用を負担することで、4月以降は紙おむつとお尻ふきを無償で利用できるようになるということです。
備前市の吉村市長は「園児たちが笑顔で生活できるよう、保育施設でのよりよい生活環境づくりに連携して取り組んでいきたい」と話していました。