大森市長が要請のトップ会談 知事側が断る

岡山市の大森市長は、県と意見の相違がある都市公園事業の負担割合をめぐり、伊原木知事とのトップ会談を要請しました。
これに対し知事側は「事務方で話をしてほしい」と断ったということです。

岡山市の大森市長はきょうの記者会見で事務方を通じて知事とのトップ会談を申し入れたことを明らかにしました。
岡山市北区にある県総合グラウンドの整備などの都市公園事業の負担割合をめぐっては、県側が市に対して50%の負担を求めているのに対し、市は県との協議で結論が出ていないため支払うことができないとしています。
また、市が計画する新アリーナの建設費の負担をめぐっても、双方の意見の隔たりが埋まっていません。
大森市長は「何度か対話を申し込んできたが実現に至っていないし、電話をしても出てもらえない。何が問題なのか、どういう解決策があるのか、首長どうしで議論することは市民県民のためになる」と述べました。
岡山市によりますと、その後、県庁側から「事務方で話をしてほしい」という意向が示され、トップ会談の要請を断られたということです。