“彼岸の中日” 井原の観音院で無病息災祈る春の大祭

井原市の観音院で無病息災を祈る春の大祭が開かれ、県内外から多くの参拝者が訪れました。

井原市大江町の観音院は奈良時代に開かれたと伝えられ、地域の住民29世帯が管理や運営を担っています。
健康に御利益があるとされていて、毎年春と秋の彼岸の中日に同じ宗派の近くのお寺の住職を迎えて大祭を開いています。
ことしの春の大祭は雪混じりの雨が降る肌寒い中での開催となりましたが、県内外から訪れた参拝者は高さ11メートルの観音像などに手を合わせて無病息災や健康長寿を祈っていました。
倉敷市から訪れた79歳の男性は「20年ぶりに来ました。ここで御利益をいただいてもう10年ほど頑張りたい」と話していました。
観音院を運営する住民の代表の崎谷雅夫さんは「元気に人生を送ることができるように、ぜひお参りに来てほしい」と話していました。