高梁で捕獲の野生イノシシ「豚熱」に感染確認 野生動物2例目

高梁市で捕獲された野生のイノシシが豚の伝染病CSF=「豚熱」に感染していたことが分かりました。
県内の野生動物から豚熱の感染が確認されたのは2例目です。

県によりますと、3月10日に高梁市の山の中で捕獲された野生のイノシシについて、県が遺伝子検査を行った結果、豚熱への感染が確認されたということです。
県内では、2月18日に高梁市で捕獲された野生のイノシシも感染が確認されていて、野生動物の豚熱への感染確認は2例目です。
県は23あるすべての養豚場に対し、異常がある豚の早期発見と通報、消毒や野生動物の侵入防止の徹底などを呼びかけています。
また見つかった場所から半径10キロを「感染確認区域」に指定し、この区域では捕まえたイノシシの検査を継続し、その肉の流通や持ち出しを自粛するよう要請しています。
県畜産課は「豚熱は人に感染することはなく、感染した豚の肉を食べても人体に影響はない。関係機関と連携してできる限りの対応に努めるので、必要以上におそれないでほしい」と話しています。